細江英公Eikoh Hosoe, 1933-

「薔薇刑」#16 1962年

山形県米沢市に生まれ、東京で育つ。1954年に東京写真短期大学(現・東京工芸大学)卒業。1959年に東松照明、川田喜久治、奈良原一高、佐藤明、丹野章とセルフエージェンシー「VIVO」を立ち上げる(1961年解散)。小説家の三島由紀夫を被写体とした写真集『薔薇刑』(1963年、集英社)や、秋田の農村を舞台に舞踊家の土方巽をモデルにした『鎌鼬』(1969年、現代思想社)を発表し、1960年代より国際的に評価される。1975年に東京工芸大学教授に着任し、写大ギャラリー運営委員長となる。2003年、英国王立写真協会より特別勲章を授与。1995年より清里フォトアートミュージアム館長に就任。2010年10月には写真家として4人目の文化功労者に選出された。