「フォックス・タルボット賞40周年記念展」

〜281/意欲とイメージの軌跡〜

2019年7月8日(月)~2019年8月11日(日)


第1回(1979年)第1席 奈良 学

『あるいは空でいっぱいの海』

第10回(1988年)第1席 押田 美保

『中国・西蔵自治区紀行』

第18回(1996年)第1席 薄井 一議

『マカロニ・キリシタン』


第26回(2004年)第1席 梁 丞佑

『外道人生<新宿>』

第30回(2008年)第1席 小浪 次郎

『I AM A SUPERMAN (FAKE)』

第40回(2019年)第1席 チョウギョク

『ファントムペイン』

展覧会概要

 本展は、フォックス・タルボット賞40周年を記念して、1979年から2019年までのフォックス・タルボット賞をふり返り、収蔵作品から構成展示したものです。

本賞は写真表現に情熱を傾ける若い人々の奨励と新しい写真家への登竜門としての機能を果たすことを目的として、東京工芸大学(当時・東京工芸大学短期大学部)が開設した学内公募賞です。日本において写真がアートとしての認識が高まり、写真の美術館収蔵や写真専門ギャラリーが誕生し始める頃にフォックス・タルボット賞はスタートし、40年の間に281名の受賞者を輩出してきました。

日本はもちろんのこと世界が大きく変動し続けたこの40年に寄り添うように、写真表現も変動を繰り返してきました。写真のテクノロジーも20世紀末、完熟の域に達した銀塩から2000年以降のデジタル化に移行して写真の思考すら変えてきたのがこの40年です。

その時代ごとの写真学生/若い写真家たちが何を見て、どのような意識のもとに写真表現を試みてきたかを、40年の蓄積として壮観していただけます。作品群からは時代と共に変遷していくムーブメントとその一方で、変わることのない写真へのプリミティブな意欲を垣間見ることができるものです。あわせて全作品から伝わる本学写真教育の不断の軌跡もご覧ください。

主な出品作家

酒井 広司、河野 安志、伊藤 時男、赤城 耕一、阿部 了、吉野 弘章、芦谷 淳、薄井 一議、勝倉 崚太、金森 玲奈、大和田 良、梁 丞佑、富安 隼久、小浪 次郎、川島 崇志、田村 翔、嶋田 篤人、吉田 志穂 ほか

ウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボット
(William Henry Fox Talbot 1800-1877)

1839年、ルイ・ジャック・マンデ・ダゲールによって発明(公表・特許取得)されたダゲレオタイプ(銀板写真)に対して、F・タルボットは1841年に紙ネガを使用したネガ・ポジによる写真法を発表し、特許を取得。この方法を「カロタイプ」と名付けました。
ダゲレオタイプが1枚のみの写真に対して、カロタイプは1枚のネガから何枚ものプリントが可能であり後の写真文化繁栄への基盤を築きました。また、F. タルボットは1844-46年にかけて世界初の写真集『自然の鉛筆』(The Pencil of Nature)をカロタイププリントにより制作しています。

写大ギャラリーでは、1977年にF. タルボットの没後100年を記念して「自然の鉛筆」を中心としたフォックス・タルボット展を日本で初めて公開しました。

基本情報


会期 2019年7月8日(月) ~ 2019年8月11日(日)
10:00 ~ 20:00 会期中無休・入場無料
会場 東京工芸大学 写大ギャラリー
〒164-8678 東京都中野区本町2-4-7 芸術情報館2F
TEL 03-3372-1321 (代)
地下鉄丸ノ内線/大江戸線 中野坂上駅下車 1番出口・徒歩7分 
展示作品 モノクロ・カラー写真作品 約180点
主催 東京工芸大学芸術学部