田沼武能 写真展「 童心 − 世界の子ども 」

2019年3月5日(火)~2019年4月27日(土)

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「漁村の祭り」
ポルトガル・セシンブラ
1972年

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「いじめっ子」 
イギリス・ロンドン
1981年

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「大きな器を持ち給食を待つ子ども、青い腕輪は重度の栄養失調のしるし」
スーダン・避難民キャンプ
1993年

展覧会概要

 日本を代表する写真家であり、本学名誉教授でもある田沼武能の写真展を開催いたします。本展は、世田谷美術館で開催される 田沼武能 写真展「東京わが残像 1948-1964」(会期:2019年2月9日〜4月14日、ウェブサイト:https://www.setagayaartmuseum.or.jp)にあわせての開催です。

 田沼武能は、1929年に東京浅草で生まれ、1949年に本学(当時・東京写真工業専門学校)を卒業します。卒業後、サン・ニュース・フォトスに入社し、同時に木村伊兵衛の助手として写真家人生をスタートしました。その後、新潮社『藝術新潮』の嘱託写真家として文化人の肖像写真による連載で注目を集め、1965年にはアメリカのタイム・ライフ社と契約し、フォト・ジャーナリズムの分野で活躍します。また、ユニセフ(国連児童基金)親善大使の援助国訪問には、1984年の初回からすべてに同行取材するなど、世界各国で撮影取材を行います。

 世界各国を取材する中で、田沼は子どもたちに魅せられ、今日まで世界中の子どもたちを撮り続けてきました。これまでに120ヵ国を超える国々を訪れ、子どもたちの写真を通してメッセージを送り続けています。

 田沼は「子どもは地球の鏡」と述べています。内戦や貧困など困難な状況に生きる子どもたちを含め、世界各地の子どもたちの生き生きとした姿や暮らしを捉えることにより、田沼の写真は、子どもたちの大切さや素晴らしさを訴えると共に、地球上の諸状況を伝えています。

 90歳を迎える現在も写真家として精力的に活動を続ける田沼武能。そのライフワークである世界の子どもたちを、本学のコレクションと新たに加えた作品で構成しご紹介します。


基本情報


会期 2019年3月5日(火) ~ 2019年4月27日(土)
10:00 ~ 20:00 会期中無休・入場無料
会場 東京工芸大学 写大ギャラリー
〒164-8678 東京都中野区本町2-4-7 芸術情報館2F
TEL 03-3372-1321 (代)
地下鉄丸ノ内線/大江戸線 中野坂上駅下車 1番出口・徒歩7分 
展示作品 カラー写真作品 約50点
主催 東京工芸大学芸術学部
協力 株式会社 堀内カラー

作家プロフィール

田沼武能(たぬま たけよし)

1929年東京浅草生まれ。1949年に東京写真工業専門学校(現・東京工芸大学)を卒業後、サン・ニュース・フォトスに入社。1951年より新潮社『藝術新潮』嘱託写真家、1965年よりタイム・ライフ社の契約写真家などを経て、1972年よりフリーランスとなる。1979年にモービル児童文化賞を受賞。1985年に第33回菊池寛賞を受賞。1990年に紫綬褒章、2002年に勲三等瑞宝章を受章し、2003年には文化功労者に顕彰される。1995~2015年まで公益社団法人日本写真家協会会長、現在は一般社団法人日本写真著作権協会会長を務めるなど写真界の要職を歴任。東京工芸大学名誉教授、同窓会長。