ロベール・ドアノー写真展「ドアノーのパリ劇場」

写大ギャラリー・コレクションより

2017年4月17日(月)~2017年6月11日(日)

ミルク買いの幼い子 1932年
© Atelier Robert Doisneau / CONTACT 
東京工芸大学写大ギャラリー所蔵作品

芸術橋のフォックステリア 1953年
© Atelier Robert Doisneau / CONTACT
 東京工芸大学写大ギャラリー所蔵作品

ピカソのパン 1952年
© Atelier Robert Doisneau / CONTACT
東京工芸大学写大ギャラリー所蔵作品

ダイレクトメールに関するお詫びと訂正について

関係者の皆様方にお送りいたしました「ロベール・ドアノー写真展『ドアノーのパリ劇場』」の
ダイレクトメールにつきまして、下記の通り誤りがございました。
謹んでお詫び申し上げます。

誤)17 avril – 21 juin 2017

正)17 avril – 11 juin 2017



展覧会概要

 本展は、写大ギャラリー・コレクションより、20世紀フランス写真界の巨匠 ロベール・ドアノー(1912-1994)のオリジナルプリントを展示するものです。

 1950年『LIFE』誌の依頼で撮影された「市庁舎前のキス」は、愛の国フランスを象徴する写真として、撮影されてから60年以上を経ったいまもなお、広く世界中で知られています。

 ユーモアや親近感に溢れたドアノーの作品は、軽妙洒脱なスタイルにばかり注目が集まりますが、その内側には、生涯失うことのなかった好奇心と強い反骨精神があり、市井の人々と同じ高さの目線を持って、パリとその郊外を撮り続けた、写真家としての一貫した姿勢が投影されています。

 ドアノーは、パリ郊外ジャンティイに生まれ、母方の家族が営む家内稼業と、そこで職人として働く父を見て育ち、自身も14歳から印刷分野の職業学校で石版画の技術を学んでいます。広告デザインのスタジオに勤めて写真を担当した後、写真家アンドレ・ヴィニョーの助手の職に就きます。そこでは撮影や暗室技術の習得のみならず、文学や哲学、前衛美術などを聞き知るようになりました。ヴィニョーの下で得た経験やモダニスト達との出会いは、ドアノーに権威主義的な常識を写真で打ち破る方法を示唆してくれました。

 第二次世界大戦の間は、召集や病、レジスタンス活動と、肉体的にも経済的にも辛い時期を過ごしましたが、戦後はフォトジャーナリズム誌全盛期と重なり、フリーランスの写真家としての躍進が始まりました。パリの街や芸術家のポートレートの撮影で活躍し、作家と協同制作した作品集や、自身の写真集を数多く出版しました。

 有名なフォト・エージェンシーであるマグナムへの誘いもありましたが、海外への撮影取材が多いマグナムより、自身が隅々まで知るパリの街を離れず、そこで見過ごされてしまう人々の日常を、生涯撮影し続けることを選びました。

 本展では、ドアノーの作品を「こども」「パリ郊外」「街」「物陰のパリ」「恋人たち」「芸術家」の6つのテーマに沿って選び、展示いたします。時代を経ても決して色褪せることのないドアノーの作品の魅力を、改めて見つめ直す機会になればと存じます。


基本情報


会期 2017年4月17日(月) ~ 2017年6月11日(日)
10:00 ~ 20:00 会期中無休・入場無料
会期 東京工芸大学 写大ギャラリー
〒164-8678 東京都中野区本町2-4-7 芸術情報館2F
TEL 03-3372-1321 (代)
地下鉄丸ノ内線/大江戸線 中野坂上駅下車 1番出口・徒歩7分 
展示作品 モノクロ写真作品 約40点
主催 東京工芸大学芸術学部


作家プロフィール

ロベール・ドアノー(Robert Doisneau 1912-1994)

フランス・パリ郊外のジャンティイに生まれる。石版彫刻師として働いた後、1931年写真に転向、カメラマンとして仕事を始める。1934年に自動車会社ルノーに就職して広告写真を担当。1939年からフリーランスの写真家となる。第二次世界大戦中は、フランス軍に召集され入隊した後、レジスタンス運動に参加。戦後は『ヴォーグ』誌の専属カメラマンとしてファッションや社交界の撮影を行った時期もあるが、フリーランスの写真家としてルポルタージュに取り組み、終生パリとその郊外で市井の人々の生活を、愛情と時に皮肉まじりのユーモアを持った視線で捉え続けた。現在でもフランスを代表する写真家のひとりとして、広く世界中で愛されている。