日本赤十字看護婦の訓練, 東京麻布,
1938年

近藤勇と鞍馬天狗- 江東のこどもたち,
1953年

しんこ細工,浅草雷門,
1954年

展覧会概要

土門拳(1909-1990)は戦後の日本を代表する写真家です。1933年宮内幸太郎写真場に弟子入りし、写真界へのスタートを切ります。1935年名取洋之助が主催する日本写真工房の写真技師となり、対外宣伝用雑誌『NIPPON』などで撮影を担当していきます。以後一貫してドキュメンタリーこそ写真の真髄であるとリアリズムを追求していきます。また一方では日本の文化、日本人の魂を再検証していくために「文楽」「風貌」「室生寺」「古寺巡礼」などの シリーズを制作していきます。

今回、写大ギャラリーが誇る土門拳コレクションから土門のドキュメンタリーの代表作である「江東のこどもたち」「筑豊のこどもたち」「ヒロシマ」などを含め、戦前・戦後にわたる日本の時代とその生活をとらえた作品を中心にモノクローム約50点を展示します。

基本情報

会期 2006年1月23日(月) ~ 2006年3月15日(水) 10:00 ~ 20:00
会期中無休・入場無料
会場 東京工芸大学 写大ギャラリー
〒164-8678 東京都中野区本町2-9-5
TEL 03-3372-1321 (代)
地下鉄丸ノ内線/大江戸線 中野坂上駅下車 1番出口・徒歩7分
展示作品 モノクロ写真作品 約50点
主催 東京工芸大学芸術学部