カンボジア・タイ国境, 1980年1月
©大石芳野

カンボジア・タイ国境, 1980年1月
©大石芳野

カンボジア・プノンペン, 1980年7月
©大石芳野

展覧会概要

女性フォト・ジャーナリストとして世界の戦禍の中に生きる人々を取材し、発表を続ける大石芳野。大石は1980年、81年にポル・ポト政権崩壊(1979 年)後も混乱が続くカンボジアを何度となく訪れる。そして、ポル・ポト政権による大量虐殺の爪あと、苦悩をつづけるカンボジア人の姿を克明に取材し、カメラで記録する。1981年には写真集「無告の民-カンボジアの証言」として出版(岩波書店)し、この作品で1982年に日本写真協会年度賞を受賞する。その後の大石の活動の起点ともなった力作である。

今回、写大ギャラリーではこの写真集にある作品から展示構成する。いまだ止むことのない人類の悲劇をあのポル・ポト時代で見つめ直し、さらに、フォト・ジャーナリスト大石芳野の原点を探る。

基本情報

会期 2007年4月10日(火) ~ 2007年6月3日(日) 10:00 ~ 20:00
会期中無休・入場無料
会場 東京工芸大学 写大ギャラリー
〒164-8678 東京都中野区本町2-9-5
TEL 03-3372-1321 (代)
地下鉄丸ノ内線/大江戸線 中野坂上駅下車 1番出口・徒歩7分
展示作品 モノクロ写真作品 約50点
主催 東京工芸大学芸術学部

関連イベント

ギャラリートーク

日時 2007年5月19日(土) 14:00 ~ 16:00
会場 東京工芸大学 写大ギャラリー
講演 大石芳野