
エドワード・スタイケン
The Flatiron, New York 1905

エドワード・ウェストン
Shell 1927

イモジン・カニンハム
セルフ・ポートレート 1974
展覧会概要
今日、写真技術の主流はアナログからデジタルに移り変わりました。また写真表現は写真のカテゴリーの中だけでは語れないようになってきています。カラー作 品が増加し、プリントサイズが大型化する傾向も見受けられます。プロジェクションによる展示やインスタレーション作品等も盛んです。写真表現は多様化し、 さまざまな分野のアーティストから注目されています。一方、銀塩写真の材料の供給が急激に縮小し、私たちは“フィルムと印画紙”という素晴らしいものを手放そうとしています。
そんな今、写真史の一時代を築いたアメリカの写真家たちに改めてスポットライトを当てます。「ストレートな写真」を提唱し、アメリカの近代写真のはじまりとも言われるアルフレッド・スティーグリッツ。スティーグリッツ共に「フォト・セセッション(写真分離派)」のメンバーとなったエドワード・スタイケン。 「ギャラリー291」で個展を開催したポール・ストランド。エドワード・ウェストンと共に「f.64」グループを結成したイモジン・カニンハムとアンセル・アダムス。ウェストンに影響されたウィン・バロックやマイナー・ホワイト。これらの写真家たちは、一つの流れとして、またグループとして語られることが少なくありません。確かに彼らの写真に対する考え方や作品には共通する点も多いのですが、異なる点も少なくありません。皆、それぞれ個性的な光を放っているように感じられます。
今回は、写真家のポートレートを含めて、絵画的写真に強く影響された作品、即物的な作品、心象的あるいは隠喩的表現等、モノクロームによる美しいプリントをご覧頂きます。
基本情報
会期 | 2012年4月6日(金) ~ 2012年5月20日(日) 10:00 ~ 19:00 会期中無休・入場無料 |
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会場 | 東京工芸大学 写大ギャラリー 〒164-8678 東京都中野区本町2-4-7 芸術情報館2F TEL 03-3372-1321 (代) 地下鉄丸ノ内線/大江戸線 中野坂上駅下車 1番出口・徒歩7分 |
展示作品 | モノクロ写真作品 約40点 |
主催 | 東京工芸大学芸術学部 |