
ウィン・バロック 「森の子供」1951年
第一期:1975年5月
「ウィン・バロック写真展」より

木村伊兵衛「板塀」1953年
第四期:2008年1月
「木村伊兵衛展『街角/秋田』」より
展覧会概要
- 第一期 4月20日(月)~5月24日(日)
- 第二期 6月 1日(月)~7月 5日(日)
- 第三期 7月13日(月)~8月 8日(土)
- 第四期 8月24日(月)~9月27日(日)
東京工芸大学は1923年に創立され、90年以上の歴史を持つ我が国で最も伝統のある写真教育機関です。その中で写大ギャラリーは、国内外の優れた写真のオリジナルプリントを展示・収集・研究する常設施設として1975年5月に開設されました。ちょうど2015年は写大ギャラリー開設40周年を迎える年にあたります。
「オリジナルプリント」とは、写真家自身により制作され、署名などが入れられた、写真家の最終的な表現媒体としてのプリントを指し、印刷物などからは感じられない、作者の息づかいまで伝えるものとして、絵画や彫刻と同じように、現在では多くの美術館などで展示・収集されるようになっています。我が国で本格的にオリジナルプリントを展示・収集する公立美術館などの写真部門や写真専門美術館が設立されたのは1980年代半ばのことですので、1975年に開設された写大ギャラリーは、我が国の写真の歴史の中で極めて先駆的な存在だったといえるでしょう。
現在、写大ギャラリーでは1万点を超えるオリジナルプリントを所蔵し、写真教育に活用すると同時に、展覧会として一般公開しています。国内最大級の写真コレクションを所蔵する東京都写真美術館の開館の所蔵作品が、約3万点(2014年3月現在)とされていますので、教育機関の付属施設として写大ギャラリーの所蔵作品数は、十分世界に誇れるものと考えられます。
写大ギャラリーでは、アメリカの巨匠ウィン・バロックの日本初個展(1975年5月)を皮切りに、これまでに237回(2015年3月現在)の写真展を開催してきました。
本展は、写大ギャラリーの40年間の歩を振り返り、十年ごとの四期に分け、それぞれの時代に話題となった写真展から、珠玉のオリジナルプリントを選んで紹介するものです。
基本情報
会期 | 2015年4月20日(月) ~ 2015年9月27日(日) 10:00~20:00 会期中無休・入場無料
|
---|---|
会場 | 東京工芸大学 写大ギャラリー 〒164-8678 東京都中野区本町2-4-7 芸術情報館2F TEL 03-3372-1321 (代) 地下鉄丸ノ内線/大江戸線 中野坂上駅下車 1番出口・徒歩7分 |
展示作品 | モノクロ/カラー写真作品 各会期 約40点 【主な出品作家】
|
主催 | 東京工芸大学芸術学部 |